2015年9月19日土曜日

低消費生活か結婚か

低消費生活の人でも、結婚したい・家族を持ちたいと思っているか、一人で生活したいと思っているかという立場の違いがある。
外国だと低収入の人同士で協力して生活するために結婚するパターンもあるが、日本ではそういうケースは少ない。
本当は結婚したいが、経済的な理由でしかたなく低消費生活をしている人。または結婚できないので結果的に低消費生活している人。それに対して結婚する気がなくて、低消費生活している人。両者の立場の違いは大きい。自分は後者。一人で暮らす気楽さを好むためだ。同じ指向の人と知り合いになりたいが、「低消費独身生活愛好会」を作ったらいいのか。
20年前には、結婚したいかな~と思ったこともあった。しかしその動機は、「仕事を続けていくために、家族を支えるという働き甲斐が欲しい」というものだった。仕事がまずありきだったので、今思うと転倒している。会社に属することが多くのひとにとってアイデンティティの素になっていた時代は、会社員であることが前提になるので、そんな考えの人もいたかもしれない。
またシェアハウスやコミューンなど従来の家族以外の共同生活形態を指向する人もいるだろう。自分が見学したコミューンでは、コミューン内で結婚している人も多かった。
引退世代であればまた話が違ってくる。子供が独立していれば、その分結婚しているか/いないかで、立場の違いは少なくなる。引退世代で暇な人、あるいは低消費生活指向の人とも知り合いたい。現役世代で結婚したくなくて低消費生活という人より、こちらの方が人数は多いだろう。
結婚して、子供を一人ニ人作って、子供を大学までやる。という主流の生き方。それだとお金に依存せざるを得なくなる。結婚するだけで子供を作らないということだと話が変わってくる。また子供を作っても大学へはやらない、ということでも話は変わる。

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