2016年1月17日日曜日

タダで労働力を融通し合う

0円均一という、不要品をタダで放出するのに使うロゴを作っている人が近所にいる。
http://www.takashimaryozo.jp/zero/
0円ショップといって、不要品を持ち寄ってタダで放出するのをイベントとして集まってやっている人たちもいる。下は国立でのゼロ円ショップの様子の動画。
https://www.youtube.com/watch?v=YsqzbfZ1DEE

0円均一の概念を、モノだけでなくサービスの分野まで拡張する。すなわち、タダで労働力を融通し合う。家庭菜園をお互いに手伝い合うとか。そういう方向も模索してみたい。
タダで労働力を融通し合うと、お金のやりとりは発生しないので、GNPは上がらないわけだが。

タダで労働力を融通しあう、という方向の一つの実現形態が新しき村などのコミューンだ。外部とのモノ・サービスのやりとりはお金を使っているが、内部での賃金のやりとりはない。新しき村では、各自が自由に使える「個人費」も支給されていたが、全員一律の額で、賃金とは性格が違う。外部とのやりとりで生じた余剰金を内部で平等に分配する形だ。
コミューンだと、一緒に住んで毎日一緒に働くことになる。(新しき村を見学した時は、メンバーは別々の家に住み、作業も大体個人作業だった)。
そういう密な連帯ではなく、ヒマなときに気軽に労働力をタダで融通しあうみたいな緩い連帯もあっていい。