競争とは何か。
資産や能力・努力など自分に付随する特性によって、自分が生きていく上で有利になったり不利になったりする。
そのとき、自分が有利になると誰かが不利になる場合がある。競争にはこの排他性が必須だろう。
その根元には「自分」や自分の家族というエゴの感覚があり、自分を有利にしたい、そのためには自分以外が不利になってもしょうがないという思いがある。
賃労働では、大抵の仕事では面接があり、面接に受かるということは面接に落ちる人がいるということだ。競争が激しい職とそうでない職があるという程度の差はある。
自営の場合も、ある仕事がとれたということは、取れなかった人がいる。
個人単位でなく企業・国家など集団単位での競争もある。エゴもそれに対応して、個人的エゴと集団的エゴがある。国家単位では経済だけでなく武力競争もある。
ともあれ競争の程度が問題にならないほど小さければ、共存的な状態であるといっていいだろう。その程度をどう考えるのかという問題はある。
野菜を自給する場合はどうか?耕す土地を所有しているか、借りることができ、栽培する能力がなければ、野菜を作れない。しかし、自給による利益が他人の不利に結びつくという排他性はない。よってそれは競争ではない。
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